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デイリーレポート

素直な管の音色によくマッチする温かいピアノ

素直な管の音色によくマッチする温かいピアノ

Kyoko

2017年01月11日 水曜日

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▶寒さが少し和らいだ昨夜、ブルーノート東京にマーカス・ミラーバンドの4日間公演の最終日を聴きに行きました。前回の来日時にマーカスさんに会いに行く暇がなく、今回は外せません。開演には少々遅れましたが、相変わらずの切れの鋭いリズムがもの凄くカッコ良かったです。マイルスのあの「TUTU」をプロデュースしたセンスは今も健在です。
▶舞台から下りたとき私が正面にいたのに気が付かず、ルーシー・ケントさん(ラジオパーソナリティ歌手)が、ほら京子ママよと伝えたら大ビックリ。ウイッグを付けていたので気がつかなくて「ナイス、ビューティフル」と連発して私を抱き寄せてほっぺにキスをして下さいました。楽屋に呼ばれてお話しましたが、彼はこの業界の厳しさをよく知っているので、お店は大丈夫かといつも心配して下さいます。お土産にいつもの日本茶を持って行ったら、今日本茶が大好きでこれを飲むと心が落ち着く、と感謝されました。日本茶はDDブリッジウォーターさんも大好きでしたから、ヘルシーで流行っているのだと思います。
▶お店に来て1st セットの後、またブルーノート東京に行きました。こちらも2ndが始ったばかりでクィンテットで弾き語り入り。トランペットの若い黒人がとても良い音を出していました。とにかくカッコいい曲の演奏に、後ろ髪を引かれる思いでお店に戻りました。
▶お店では、和らいだ気候のように、加納奈実(as,ss)さんと初出演の加藤真亜沙(pf)さんの心の和むデュオ《ビューティフル デュオ II》(I は奈実さんと田中菜緒子さんのデュオ)。加藤さんは幼いころからクラシックピアノを学んで、高校の時にビル・エバンスを聴いてジャズに興味を持ちNYのニュースクールに通うようになり、そこで奨学金を得て名門ジュリアードに入り、現在もNYで活動されています。そのピアノは、とても温かい響きがします。楽器に逆らわない素直な音色の奈実さんの管とベストマッチしていました。
▶NYに渡ってもう8年になるそうですが、今回ディスクユニオンからアルバムデビュー。「Tales From The Trees」には「ジャズ・アンサンブル新時代を駆け抜ける音と生命の息吹」とキャッチコピーが付き、4管を使ったオリジナルソングが入って注目されています。ジャケットには、彼女の似顔絵をモチーフした画家であるお父様のデッサンが使われています。真亜沙さんのお母様も聴きにいらしていて、真亜沙さんは帰国する度に成長している、とおっしゃっていました。奈実さんとは同郷名古屋出身でアメリカに渡る前からのお友達で、帰国する度に一緒に演奏されるそうです。
▶1st.stage…♪I Should Care、ブラジル音楽♪Chorinho for Tati、ジョージ・シアリング♪Copseption、T.モンク♪Ruby My Dear、加藤作♪Departure。
▶2nd.stage…C.コリア♪Armando’s Rumba、♪Everything I Love、加藤作♪URAGAMI…彼女いわく氏神さまがありますが私のは「裏神さま」です。真っ白い紙には何も書けなくて、でも表に何か書いてある裏紙だとインスピレーッションが湧いて絵が描けるんだそうです。なかなか面白いですね。奈実作♪Wisper Of The Moon…とても綺麗なバラードでした。ポルトガルの曲♪Flor de Lis、アンコールは♪Girl Talk。真亜沙さんが今度帰国なさる時は、ぜひ出演お願いしたいと思いました。

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