デイリーレポート

文化の日に相応しい「これぞジャズ」の醍醐味

▶菊池太光(pf) 楠井五月(b) 山田玲(ds) さんの、当店のジャズ好き常連さんが今注目の《SK 3》に佐藤洋祐(as,fl,vo) さんが加わりクァルテットになった《SK 4》夏の当店で欧州のバンドが出演した時に、ゲストで吹いたのを聴いて、とても良い音だったのに私が気に入り、前回の《SK 3》に声をかけてゲストで吹いてもらったら、メンバーもこのサウンドを大いに気に入ってこのユニットが出来上がりました。
▶佐藤さんはNYで8年間、2つのバンドのレッギュラー・メンバーとして今も活躍中で、そのため北海道出身ですが成田空港に近いところにお住いです。昨夜が2回目の共演でしたが、すっかり打ち解けてスリルとスピード感のある「これがジャズだ !! 」というステージを繰り広げました。ステージと客席が一体となって、ストレート・アヘッドの躍動感のある熱いジャズを堪能させていただきました。
▶1st.stage…楠井作♪SK3 改め♪SK4 Blues…ピアノのソロイントロが良く鳴って始まると、やがてその中を3人が登場です。B.ミッチェル♪Fungii Mama…佐藤さん強力なソロをとりました、菊池作♪終らない歌…佐藤さんフルートを吹きました。♪’ Tis Autumn…佐藤さんの清潔で甘いヴォーカルが入りました。強力なアルトも吹き、呼吸法が凄いんだなあと思いました。C.ブラウン作 F.ニューボーンアレンジの♪Daa Found…4人の音の会話が素晴しく、客席から歓声が上がっていました。先日ブルーノート東京で聴いたジョシュア・レッドマン(ts)さんの凄い演奏方法と佐藤さんが重なりました。
▶2nd.stage…H.シルバー♪Yeah !、♪All The Things You Are、♪Smoke Gets In Your Eyes。佐藤さんが詞の意味を話して「一体今何が起きているのでしょう」とヴォーカル入りの♪What’s Going On…ヴォーカルで始まりどんどん発展して演奏、4人の耳とセンスの良さをお客さまも大いに楽まれました。増々ノって♪Airegin、アンコールは♪SK4 Blues〜♪Rock With You で楽しく終りました。次回出演は来年1月12日です。3回目はきっと、ますますノリますよ。他では聴かれないクァルテット、自信を持ってお勧めします。