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デイリーレポート

雨の中いらしてくれた方々に応えた熱い演奏

雨の中いらしてくれた方々に応えた熱い演奏

Kyoko

2016年05月11日 水曜日

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▶強い雨の降るGW開け火曜日、近藤さん率いる 近藤和彦(as) サイモン・コスグローブ(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのクァルテット。近藤さんはGW中の先週金曜日の当店で、ハービー・ハンコック特集をハービー・バンドのレギュラードラマーだったジーン・ジャクソンさんをフィーチャーした企画を立て、大好評でした。曲選びからはじまり譜面を書いたり大変な労力を注がれて、それが結実して素晴らしい演奏で、詰めかけたコアなジャズファンにも大好評でした。昨夜は、その中3日後…
▶近藤さんが長年組んで大切にしているクァルテットの演奏でした。私のブッキングの調整ミスとも言えますが、何しろ一流の演奏家たちは今大変忙しいので調整も難しいのです。でも先週聴き逃したファンの方などが雨の中駆け付けてくださいました。最寄り駅が少し遠い当店ですので、お気の毒になります。そんな方のために皆さん熱い演奏で応えて、楽しい時間を共有することができました。お客さまの中に素敵な外国の女性が二人いらして熱心にお聴きになり、写真も撮っていました。聞くと、デンマークの新聞記者で、とても感動したから帰国後に記事にします、ということでした。嬉しいですね。
▶1st.stage…近藤作♪Sweet and Pungent…出だしから凄いスピード感でした。♪Blues for Saluvador…私の好きな曲です。フラメンコのリズムで♪El Contarro de Mallorca(マジョリカの壷)…近藤さんが吹いていない時は手でリズムを叩いていました。M.デイビスの♪Blue In Green…)近藤さん、BS通信を読んでくださったのかしら)余りに綺麗な演奏に目頭がゆるみました。♪La Des Pedido(お別れ)…これは亡くなったドラマー、セシル・モンローさんに捧げた曲でした。
▶2nd.stage…スタンダード曲♪Dancing In The Dark、近藤作♪Not By Guts Alone(根性だけでは辿り着けないよ)、♪Little Pale Brownie…近藤さんの飼っている犬がだんだん歳を取って茶色の毛が薄い色になって来た、という親心の曲。♪Estrella Fugoz(スペイン語で流れ星)、映画「Round Midnight」の中の♪Chan’s Song…近藤さんソプラノサックスを吹きました。良く流れていましたね。アンコールは…演奏に聴き惚れてメモをするのを忘れました。
▶最後はサイモンさんがアルトサックスを持って来ていたので2アルトでスタンダードを演奏しましたが、何とその楽器は偶然にも昔〜し、近藤さんが吹いていたアルトサックスで、回り回って楽器屋でサイモンさんが買ったものでした。不思議な縁ですね。とても良い音がしていましたよ。ちなみにサイモンさんはホントに多彩な才能ある方で、漢字の読み書きも本格派の知的な方。拙著「身も心も…」を面白く読んだ、ということでした。感心してしまいます。

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