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デイリーレポート

色んな意味でちょっと残念だった夜

色んな意味でちょっと残念だった夜

Kyoko

2016年04月12日 火曜日

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▶昨夜は寒かったですねぇ。そんな週明け月曜のトロンボーン・クァルテット、片岡雄三(tb) 出口誠(pf) 生沼邦夫(b) 広瀬潤次(ds) さんのメンバーです。リハーサルを入念にして本番に臨みましたが、寒いのが影響してか寂しい店内で残念でした。でもいらしたお客さまには心に届く熱いいい演奏でしたのに。昨夜も片岡さんのMCは、ジャズやその曲の成り立ちなどをユーモラスにお話されてから演奏に入るので、お客さまも解りやすく、曲に馴染めるような感じで聴くことができました。
▶1st.stage…♪I’m Gettin Sentimental Over You…1930年代トミードーシー・オーケストラの演奏でヒットしました。昔の曲は長いタイトルが多くて、片岡さんは「口が回らない」と言って解説されました。お馴染みの♪The Girl From Ipanema…を4ビートで演奏。T.モンク♪Blue Monk…ブルースコードの典型的な曲。バラードH.カーマイケル♪Stardust…トロンボーンが良く歌っていました。アップテンポで♪It Might As Well Be Spring…季節モノ、邦題「春のごとく」でも寒かったですね。
▶2nd.stage…♪How About You、♪Jitterbug Waltz…「尺取り虫」のワルツ、スタンダード曲♪Moonglow…「月明かり」懐かしい良い曲ですね。♪Spring Can Really Hang You Up The Most…エラはじめ多くのシンガーが歌っています。S.ロリンズの♪Airegin…ナイジェリアを逆に綴った曲名として有名ですね。アンコールはバラード♪My One And Only Love。
▶ミュージシャンが帰り仕度を終えてから、今コットンクラブに来日出演しているロドニー・ウィテカー(b) さん御一行が私に会いにやってきてくださいました。今回はカール・アレン(ds) さんとの双頭バンドで来日。ロドニーさんのお嬢さんでシンガーの、ロッケル・フォーテンさんも一緒に来日されていました。残っていた広瀬さんらを交えて(広瀬さんは彼と共演歴があります)お酒を飲んで雑談だけ。1時になったのでまたの再会を期してお帰りになりました。ロドニーさんわざわざ会いに来てくださって、ありがとうございました。
▶デフレ時代が定着して世の中のライフスタイルもすっかり変わって、ジャズクラブの終わるのも早くなりました。「昔は良かったね♪Things Ain’t What They Used To Be…」ではありませんが、かつては来日して私に会いに当店に寄ってくださるミュージシャンとジャムセッションが始まったものです。お客さまもそんなハプニングを楽しみに、遅くまで残っていたものですが…ロッケルさんのボーカルも聴けなくて、ちょっと残念。まぁ、私が歳とったせいもありますが、時代の流れには逆らえません。

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