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デイリーレポート

楽器がよく歌うユニット、終演後に感じた自分の「歳」

楽器がよく歌うユニット、終演後に感じた自分の「歳」

Kyoko

2016年03月03日 木曜日

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▶昨年の秋以来の出演になる 鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんの鈴木央紹クァルテット。鈴木さんのテナーサックスの音色は独特で良い音色です。ソフトでダイナミクスがあり、楽器が良く歌います。そんな鈴木さんとの相性が抜群なのが、若井さんのピアノ。痒いところに手が届くようなバッキングです。ハチさんと大力さんのリズム隊は、特に主張することなくしっかりとした気持ちのいいサポート、とてもバランスのいいワンホーンクァルテットです。
▶1st.stage…♪In Love In Vain…サラ・ボーンやN.シモンが歌っている歌ものナンバーです。スタンダード曲♪So Tender、♪Conseption、P.デスモンド♪Late Lament、♪Long Ago & Far Away。
▶2nd.stage…♪How Deep Is The Ocean、♪A Sleepin Bee、バラード♪How Long Has This Been Going On(いつの頃からか)…テナーとピアノがとても良く歌っていました。M.デビス♪Four、アンコールは隠れた名曲と言われている♪Social Call…大昔、六本木時代、やってきてよくお寿司屋さんに一緒に行った故ベティー・カーターおばさんを思い出しました。楽器がよく歌う鈴木テナーには「歌ものナンバー」が似合いますね。
▶終演後、今ブルーノート東京に出演中で当店に出演したこともあるケンドリック・スコット(ds) さんが、すぐまた TOKUさんと男性シンガー、カート・エリングさんの御一行がお見えになりました。お客さまはほとんどお帰りで、出演者も鈴木央紹さんだけが残っていました。演奏が始まりましたが、ケンドリックさんはスティックが片付けてあってなかったので、お店の割り箸箸と手でドラムを叩き、カートさんも歌い始めて皆で楽しみました。(ケンドリックスさんがその割り箸にサインをして置いて行かれました。熱烈なファンの方、いらっしゃいますか?)
▶会ったばかりでもすぐ一緒に演奏出来るジャズミュージシャン、そしてジャズという音楽はいいですね。でも、深夜1時を回ったので楽しい会はお開きに。こんな時は、以前なら朝方まで賑わったものですが…私も歳を取りました。何しろ後期高齢者ですから、夜中がキツくてもうダメ。歳はとりたくないものですね。

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