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デイリーレポート

楽しいステージやハプニングで賑やかに沸いた夜

楽しいステージやハプニングで賑やかに沸いた夜

Kyoko

2015年10月24日 土曜日

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▶今年で4回目になった及部恭子さんの年に一度の帰国ツアー「Japan Tour 2015」は、テナーサックス クリス・スピードさんをフィーチャーして、いつも一緒のベーシスト、マイケル・オブラエンさんを伴い、昨年から参加しているドラマー、ジーン・ジャクソンさんのメンバーによる全国ツアーです。その初日が昨夜の当店でした。
▶客席にはNYでお知り合いになった方や岡山出身の方、そして当店の常連さんらでほぼ満席。恭子さんのお人柄がよく表れていて、店内は和気あいあい。昨年につづいてご両親といらした将来のピアニストを目指している小学生のお嬢さんもピアノの側で熱心に聴いておられました。ステージは、スタンダード曲のほか恭子さんのオリジナル曲アレンジ曲を演奏されましたが、発想がとてもユニークで素晴らしいと思いました。
▶2セット目に入る時、明日の(本日です)上野文化会館ホールでの公演を控えた「小曽根真&ブランフォード・マルサリス+東京都交響楽団」の面々、小曽根さん、ブランフォードさん、そしていま注目の若き指揮者エドウイン・アウトウォーターさんはじめ楽団の方々がいらっしゃいました。ブランフォードさんはジーンさんとはもちろん、私とはアート・ブレーキーバンドで初来日された時、彼がまだ10代だった頃からお馴染みで、来日して時間があるといつも訪ねてくださいます。小曽根さんとも仲が良いということで、皆さん人柄がよく「類は友を呼ぶ」感じのお仲間のようです。
▶ステージの最後の曲でお二人がシットインしてくださって、恭子さんらも感動されていました。ミュージシャン・シップっていいですね。いろんなお客さまやミュージシャンで賑わってハプニングがあった、とても愉快な夜でした。
▶1st.stage…スタンダード曲♪How About You…クリスさんテナーを吹きました。及部作♪I Remember Bourgogne…凄く美味しいワインを御馳走になった後に作曲したという曲で、クリスさんクラリネットを吹かれました。ワインの次は…岡山の実家の近くの美味しいパン屋さんに捧げた♪Fukuramu…ピアノトリオでの演奏。♪So Close And So Far Away…「付かず離れず」の意味かしら。C.パーカーの♪Donna Lee の恭子アレンジ版♪Donna & Lee…ここから恭子さんのお話。この曲は実はマイルス作という噂もあるそうで、マイルスがミンガスの家を訪ねたら奥様らしき人がふたりいて、ひとりはDonnaさん、もうひとりがLeeさん。恭子さんはその逸話を妄想して、二人の女性との同居生活を曲にしたそうで、甘かったり喧嘩があったりの曲でとても楽しいアレンジでした。
▶2nd.stage…E.ジスモンテ♪Karate、及部作♪The Revolving Door(回転ドア)、♪Udon(うどん)…これも面白い曲で、マイケルさんの合いの手に「ウーン美味しい」最後は「ごちそうさま」と入れて大受けでした。ちなみに恭子さんの実家は岡山で有名なうどん屋さんです。及部作♪Happy Silence。続いてT.モンク♪I Mean you…小曽根さんとブランフォードさんが途中からシットインで参加、お客さまは大喜びでした。終ったらテンポが速過ぎたようでしたが、聴く方は大いに楽しみました。終演後、皆で歓談しジーンさんの奥さまが写真をとってくださいました。

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