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デイリーレポート

新鮮でMCも愉快で楽しいユニークなステージ

新鮮でMCも愉快で楽しいユニークなステージ

Kyoko

2015年06月20日 土曜日

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▶ギターとハープというユニークな編成のデュオ、当店でも41年間にして初めての試みで、私も楽しみにしていました。期待通りのとても新鮮で綺麗なサウンドで、MCも大変愉快で、ステージと客席が一体になって楽しくて、皆さま大満足の金曜日のライブになりました。
▶東大のジャズ研で医学部出身のハーピスト古佐小基士(harp)さん。ジャズ研ではギターをやっていてアメリカに行ってからハープと出会い独学で勉強したのが27歳。すぐカリフォルニア・ハーモニー・オーケストラのオーディションに受かり主席ハーピストになられ、でもジャズの「自由さ」が忘れられずジャズに転向した、というユニークな経歴を面白くお話されました。もちろん当店には初出演。
▶笹島明夫(g)さんは北海道出身でアメリカに住んで38年。以前当店にはトミー・キャンベルさんのセッションで出演されたことがあります。同じカリフォルニアに住んでいるお二人が出会ったのが1年半前、意気投合して一緒に演奏するようになり、今回はお互いの故郷にツアーするために帰国ツアーを計画。古佐小さんの四国から笹島さんの北海道までワゴン車を借りて約50㎏のハープを載せてのツアーです。当店でもハモンドB3の搬入に次ぐ大変な搬入作業でした。体力と熱意がないとできませんね。演奏曲はオリジナルが多く、合間にその都度チューニングしながら(ハープはキーを曲ごとに変えるんだそうです)面白い話をされながら、期待通り素晴らしい演奏とステージを繰り広げられました。
▶1st.stage…♪Moon In The Heaver,Rose In The Heart(空には月があって心には薔薇がある)、ブルース♪Stuck In A Nowhere Town、古佐小作♪Gentle Rain、 幸せを運んで来る鳥♪Alcyon。ハープの弦は羊の腸で出来ているそうで狂いやすく、ここでチューニングをしながらトーク、それからスタンダード曲♪When I Fall In Love、アランフエス協奏曲から♪Adagio…伊藤君子さんの持ち歌♪Follow Me の旋律でもありますが、偶然彼女が聴きにいらしたところでした。
▶2nd.stage…古佐小さんはカリフォルニアの山の中に住んでいるそうでそこはよく狐が出てくるそうです♪Foxing Hour、♪Waltz For Terra…テラは古佐小さんの奥様の名前です。♪On The Way Home…ツアーが終わって家に帰る気持を曲にしたそうです。♪Living River、バラード♪Scotch Mist(霧雨)、♪Neato Wander…古佐小さんいわくP.メセーニと矢野顕子を合体したような曲と言っていました。♪Hymn(聖歌)…バロック音楽のハーモニーを使った曲でした。♪China Road(シルクロード的意味)、アンコールはアイルランド民謡♪Danny Boy、そしてインスパイヤされたマイルスの♪Freedom Jazz Dance。
▶終演後は笹島さんと古佐小さんそしてペコちゃんと私とで音楽談義。そして重いハープを車に積んで、次のツアーの横浜まで行かれました。これから北海道に向かってツアーはまだ途中です。地方の皆さま、ぜひお聴きになってみてください。新鮮で楽しいですよ。

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