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デイリーレポート

応援したくなる素敵なドラムレストリオのサウンド

応援したくなる素敵なドラムレストリオのサウンド

Kyoko

2014年11月18日 火曜日

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▶月曜日だし、知名度のそう高くない若手だし、客席が寂しいことは半ば覚悟しています。でもジャズ好きな方には、そんな時こそ狙ってお聴きいただきたいのです。というのも、当店では知名度に関係なく、私がこれはと思うミュージシャンを選んで、特にサラリーマンの方には条件の悪い週明けや週前半に組むことが多いからです。
▶そんな昨夜は、ベーシスト楠井五月さんがリーダーで禿(かむろ)耕平(g)さんと加納奈実(as,ss)さんのドラムレストリオ。ちょっと珍しい編成ですが、このメンバーのサウンドにドラムスはかえってジャマかもしれません。楠井さんは古い曲も実によく勉強されていて、新鮮なアレンジとサウンドで聴かせてくれるからです。しかも楠井さんはMCもよく考えていて、演奏曲についていろいろ話してくれて、私も勉強になります。
▶奈美さんはスラリとしたスタイルの上品な整った容姿で、柔らかい音色でよく歌うサックスはとても好感が持てます。禿さんも奈実さんも決して気張ることなく、自然な流れに乗った演奏でとても気持ちがいいです。古い曲も自分たちの新しい解釈でクリエイティブするステージに、常連のジャズ通の方数人が「来てよかった」と絶賛されて褒めておいででした。
▶1st.stage…J.ジュフリー♪The Easy Way、J.ジュフリー♪Far Brother、楠井作♪It’s This Hear…とても良い曲でした。J.ジュフリーのブロードウェイ・ミュージカル「The Music Man」の中からオーケストラ演奏をこのトリオ用にアレンジした♪It’s You、スタンダード♪Topsy、J.ジェフリーのあまりジャズの匂いのしない♪The Green Cantly…では、奈実さんソプラノサックスと
アルトサックスを持ち替えて吹きました。ジミー・ジュフリーのアレンジで♪The Song With You。ジミー・ジュフリーの曲が中心でした。
▶2nd.stage…キャノンボール・アダレーとナンシー・ウィルソンの共演で有名な♪Say A Love For Me、W.ショーター♪Tom Thumb、楠井作まだ曲名のない4ビートの曲♪14037、そして♪1405030…このトリオのために作られた牧歌的な曲でした。ベースをフィーチャーしてO.ペティホード♪Tricrotism、そして♪Body And Soul…心がこもった楠井さんの素敵なアレンジでした。禿作♪Sniffin’…クンクン嗅ぐと言う意味、きっと演奏時に音を嗅ぐ意味だと思いますよ。いい曲でした。
▶真面目で勉強熱心、ジャズファンも魅了する気持の良いサウンド…私はもう一度聴きたい演奏や応援したくなるユニットは、その場ですぐブッキングしてしまいます。次回は2月17日(火)です。ぜひお聴きになってください。きっと応援したくなりますよ。

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