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デイリーレポート

スケールの大きさを感じるサウンドのステージ

スケールの大きさを感じるサウンドのステージ

Kyoko

2014年11月08日 土曜日

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▶ギター片手に世界を旅し、サーフィンが大好きだけど寒いのが嫌いで寒い時は暖かいところに行って波と戯れる…「自由人」を地でいくギタリスト、西藤ヒロノブさんと村上”ポンタ”秀一さんが、地方のジャズフェスで出会ってポンタさんが気に入り、今回の共演が実現した《西藤ヒロノブ with Pontastics》メンバーは西藤ヒロノブ(g)柴田敏孝(pf)村上”ポンタ”秀一(ds) 神谷えり(vo)さん。柴田さんは、ポンタさんのバンド「PONTA BOX」のメンバーで、えりさんとはご夫妻です。
▶私とポンタさんは長い知り合いで当店でも何度か飛び入りで叩かれたことはありますが、正式の出演は初めて。3時から赤い模様のドラムのフルセットを持ち込んでリハーサル、という気合の入れようでした。6年前から好きなお酒を止めて、今は音楽一筋の生活をしているということですが、彼はフォークからはじまって矢沢永吉はじめドリカムなどジャズ畑以外のメジャーグループのドラムは、ほとんどポンタさんが叩いていて、参加アルバムは1万枚を下らないと言われています。昨夜も、そちらの方面のファンがポンタさんのドラムを聴きにいらっしゃるほど。
▶私は久々に彼のドラムを聴きましたが、大メジャー・ドラマーであることが納得できるドラミングで、タッチも綺麗でスピード感があり、とにかくスケールの大きさを感じるドラミングで、その点もヒロノブさんと相性がピッタリ。柴田さんもピアノとエレピを使いこなしてサウンドに彩りを添えました。えりさんも、話好きのポンタさんがMCで脱線すると、うまく音楽に戻しながら歌われました。たまには4ビートジャズばかりではないステージも悪くないな、と思った演奏でした。
▶1st.stage…ヴォーカルが入って3曲♪Formentera Sea、♪Tea For Two、♪In Your Eyes。インスト演奏で西藤作♪1,2,3、エラ・フィッツジェラルドがカウント・ベーシー オーケストラと共演した有名な曲♪Too Close For Comfort をえりさんが気持を込めて歌われました。柴田・神谷共作♪I Came To Say Bye…とても良いバラードでした。
▶2nd.stage…西藤作ギタレレでポンタさんとデュオ♪TaSoGaRe…ギタレレはウクレレより少し大きくてアンプを通した音なのですが、とても良い音で曲にフィットしていました。トリオで♪Actual Proof…ポンタさんいわく、こんな曲を早い時代に出しているH.ハンコックは凄い人だと。えりさんが入って♪British Summertime…「英国夏時間」は複雑な曲でした。ここでポンタさんがMCで映画音楽の話。あのチャップリンは、自分の映画の音楽は自分で作っていたということです、と ♪Smile…映画「モダン・タイムス」のテーマです。♪Calling You…バクダットのカフェの曲。M.サンタマリア作♪Afro Blue、♪H.ハンコック♪Butterfly、アンコールはH.ハンコックの♪Tell Me Your Bed Time Story。スケールの大きい楽しい演奏で、お客さまも大満足の様子で、私も嬉しくなった夜でした。

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