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デイリーレポート

守屋さんの素晴らしいトリオサウンドを堪能

守屋さんの素晴らしいトリオサウンドを堪能

Kyoko

2014年10月19日 日曜日

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▶年に1回「守屋純子オーケストラ」定期コンサートを行い、当店でも彼女が率いるセクステットで演奏することが多い守屋さんですが、私が彼女のピアノトリオをじっくり聴きたくてリクエストして、このトリオが実現しました。守屋純子(pf) 中村健吾(b) デニス・フレーゼ(ds)さんの、銘打って《スーパー・トリオ》。中村さんとデニスさんは、先日の小曽根スペシャルでも腕を披露してくれた折り紙つき実力者です。守屋さんも素晴らしいリズム隊をバックに楽しんで演奏されました。
▶守屋さんは、ロシアの音学大学で講義と演奏のため訪ロされていて、つい先日帰国したばかりでした。その大学は、クラシックの基本がしっかり出来ている才能ある優秀な生徒たちばかりで、レベルの高さに感心したそうです。日本には奨学金制度はあっても無料で勉強出来る学校はありませんが、ロシアは国がお金を出して勉強させているそうです。共産主義時代の名残でしょうか、でもいいことですよね。ロシアに行ったのは、何でも、ロシアに工場を持つ日本タバコ産業の依頼だそうですが、ロシアは煙草を吸う人がまだ非常に多いそうで、対日感情もとても良くて楽しかったそうですよ。
▶1st.stage…♪Moon River、「千人鶴の物語」から守屋作♪A Thousand Cranes、当店の40周年のために作曲し演奏してくださった♪40Years…軽快で明るい未来を感じさせる曲で素敵でした。守屋さんありがとうございます。守屋作♪Department、D.エリントン作♪Prelude To A Kiss、O.ピーターソンに捧げた♪Dear Oscar…小曽根さんのデビューアルバムにも入っていますが、これは守屋さんが作った別の曲です。
▶2nd.stage…H.シルバー♪St.Vitus’ Dance、守屋さんが追求されている世界、等伯組曲から3曲♪龍虎図…この曲は当店初演でした。♪枯木猿候図、♪楓図。守屋作♪Sing Your Song、D.エリントン♪In Mellow Tone。聴きにいらしていたオランダのピアニスト、マイク・デル・フェローさんとフィンランドのアルトサックスが入って♪Caravan…とても良かったですよ。
▶マイクさんは以前当店に出演されたことがあって、今来日ツアー中ですが、ふらりと遊びに来られました。昨日のブログで、一昨日のラーゲ・ルンドさんのチームが来てシットインするかも…と書きましたが、彼らは来られず、別の来日ツアーメンバーがシットインしてくれました。ジャズっていいですね、皆さんすぐに打ち解けて、終わってから飲みながら話に花が咲いていました。
▶偶然、いまこのブログを書いているちょっと前(私の遅いブランチの時間です)NHK-BSプレミアムで長谷川等伯についての1時間番組があって、私も昨夜の守屋さんの音楽を思い出しながら見ていました。詳しいことはほとんど知らなかったのですが、江戸初期、狩野派と双璧の地位を確立し、狩野派によって不遇な歴史的地位になった天才だったんだそうです。その絵は狩野派に大きな影響を与えた革命的なものだったようで、テレビ画面の絵を見ても、守屋さんがインスパイアされて音楽のモチーフにされたことがよくわかりました。

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