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訃報:ロイ・ハーグローブ。享年49。

Kyoko

2018年11月04日 日曜日

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▶今朝、NYのトミー・キャンベル(ds)さんから電話がありました。ロイ・ハーグローブが亡くなった、と。覚悟はしてたつもりですが、実際に訃報を聞くと悲しみがこみ上げてきてしばらくショック状態でした。
▶彼とは、初来日した18歳の頃からお付き合いで、ウチのお店には仕事の合間や終わってオフになると事あるごとに立ち寄ってくださって、ペットを吹くのはもちろん、ピアノを弾いたり時には歌ったり、深夜すぎまで遊んでいかれました。TOKUさんと仲良くなると、夜中のジャムセッションにTOKUさんと一緒に行ったり、とにかく演奏するのが大好きな人でした。グラミーをとっても全然変わらない人でした。ここ10年ほど人工透析を2日おきにされていました。日本が大好きで、地方ツアーの時に日本の病院は信頼できるから、と言うと安心されたようでしたが、東南アジアのツアーに行く際にはブルーノート東京の楽屋で、透析のことを案じて行きたくないとひとり泣いていて、私がなぐさめたのを思い出します。昨年の11月に私がNYに行った時はお元気そうで、演奏もされていましたので、快方に向かっているのではないかと安心したのですが…。
▶彼は私を「日本のお母さん」のように慕ってくださって、だから今回は私は、息子をなくしたような深い悲しみを感じています。私は、彼はマイルス以来の天才だと思っています。でも、もうあの演奏が聴かれなくなるのですね…。きっと天国で、レジェントたちと会ってセッションすることでしょう(彼は誰よりも多くのビッグネームと共演したことでも有名でした)どうぞ安らかにお眠り下さい。合掌  Kyoko

昨年NYでお会いした時はお元気そうで、少し安堵したのですが…(photo by 鍛治みさと さん)
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