デイリーレポート

ジャズの魅力を再認識した素晴らしいトリオサウンド

ジャズの魅力を再認識した素晴らしいトリオサウンド

Kyoko

2017年08月10日 木曜日

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▶昨日、昼間は37度超えになった東京で、夜になっても一向に涼しくならず湿気が多いホントに嫌な暑さ。そんな中、片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんのトリオ。真由子さんのトリオ演奏が聴かれるのは、ジーンさんが東京に還ってきて上手くスケジュールが合うときだけ。真由子さんもいつも首を長くして待っています。この二人だと、安心して自分の求めている音楽に没頭できる、と思っておられるようです。
▶待ちに待った昨夜も、めったにないことですが、真っ赤なキーボードを持ち込んで、家では弾いているようですが人前で弾かないと練習している意味がないから、と意を決して持ってきたようです。当店でのキーボード演奏は、お客さまに向かって演奏する位置どりになることも躊躇されたそうです。彼女は音楽以外では、とてもシャイなのです。
▶真由子さんは向上心が人一倍強く、ご自分の演奏に対してもの凄く厳しく、いつも真剣にまるで戦いのように音楽に向かって努力されています。ジーンさんも、休憩中はバックステージではいつもスティックを持ってリズムの練習をされています。このキャリアの上に、です。頭が下がります。特にプロになりたての方に、音楽に向かう姿をぜひ見習ってほしいメンバーです。そう言えば、ハチさんは練習し過ぎで首の筋がおかしくなリ、テーピングしていた時期がありましたっけ。
▶そんな向上心の塊のような三人のサウンドは、よくスウィングする深いグルーブで、暑さで疲れた私の疲労感も、気持ちよくスッキリ吹き飛びました。このところ猛暑のせいか、こんなにいいジャズなのに寂しい客席で残念。でも、客席はジャズ通の常連の方がほとんどで、いいジャズをたっぷりお楽しみいただけました。真由子さんのピアノもキーボードも、やはり凄い。違います。いま世界に出して恥ずかしくない数少ない日本のジャズ・ピアニストの一人だと私は思っています。
▶1st.stage…イントロから今までと違ったアレンジに挑戦した♪Secret Love、真由子作♪A Dancer’s Melancholy。キーボード演奏で♪Directions…好きなジェリ・アレンやマルグリュー・ミラーの影響を受けたのでこの曲名を付けたそうです。J.コルトレーンのバラード♪Theme For Ernie…私も昔よく聴いた曲でした。次は、ピアノで弾こうかエレピで弾こうか迷っていたら、ハチさんとジーンさんが赤いので弾きなさいとリクエストでW.ショーター♪Pinocchio…とても良かったですよ。
▶2nd.stage…エレピで♪Tetragon、ピアニストのエルモ・ホープが好きでアルバムを聴いていヒントを得た曲という♪A Barfly’s Hope、アンドリュー・ヒルの曲♪Land of Nod…自分ではあまり好きではなかったけれど弾くうちに不思議な魅力があル、と。T、モンクのバラード♪Ruby My Dear、そして♪Evidence。アンコールはC.ミンガスの♪Orange Was the Color of Her Dress, then Blue Silk。中身の濃い素晴らしい演奏を聴いて、ジャズの魅力を再認識した夜でした。

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