デイリーレポート

皆さんの音が綺麗で北欧ジャズらしいジャズ

▶6年ぶりに《スカンジナビアン・コネクション》が復活 !! スウェーデン在住の森さんが一番好きなミュージシャンを日本に紹介したいと企画したこの日本ツアー、しばらくお休みされていましたが、今年復活し40回目になりました。今回は森さんはベース奏者としては参加せず、入館手続きはじめマナージャーとして皆を連れて来ました。
▶フロントは一番年長のアルベルト・ヒントン(bs,bcl,cln) さんがリーダーで、バリトンサックス、バスクラリネット、クラリネットと3本の楽器を持ちかえて演奏。もう一人のフロントがニクラス･バーンヌー (tp) さん。細身なのに太いベース・サウンドのトールビョン･セッテルベリ(b) さん、そしてドラマーは、パット・メセニー バンドのドラマーでもあり少年のような感じの優しい若き24歳コンラッド・アグナス(ds) さんのきれいなタッチの素晴しいドラマー、というピアノレス・クァルテット。
▶演奏は、全曲アルベルトさんのオリジナル曲で、北欧ジャズらしい現代音楽。フリージャズにも近く、とにかく皆さん楽器がうまくて音が綺麗。バスクラリネットやバリトンサックスの音が深く、気持が良かったです。いらしたお客さまは皆さんこのようなピアノレス編成は初めてで興味がわいたようでした。
▶1st.stage…♪Krigarens Vag、♪Dve Linee Linee、 ♪Lacy…故ソプラノサックス奏者スティーブ・レイシーに捧げた曲、♪Magnetish…アルベルトさんはイタリア出身でイタリヤ語の曲名だそうです。♪Malion…NYのアルトサックス奏者マリオン・ブラウンに捧げた曲です。マリオンさんは当店六本木時代に来日出演されたことがあります。
▶2nd.stage…♪The Long View、♪RYO-SAN アルベルトさんは日本のアニメ「こち亀」の派出所にいる警察官「両さん」似ているので（眉が太いとこかしら？）皆りょうさんと呼んでいました。♪Steep Curve…トランペットとバスクラリネット2本で演奏、カッコ良かったです。♪Laquilone、♪kapten K、アンコールは♪Terra (地球の意味)。
▶アルバムも沢山お買い上げいちゃだきメンバーも気持よく演奏できて良かったと思います。終わって、皆さんとても人柄の良い方ばかりで、ささやかな打ち上げをしました。木住野佳子(pf)さんが聴きにいらしていて、彼らに最後までお付き合いしてくださいました。彼女は以前に森さんがスウェーデンに呼んでくださって、あちらのオーケストラと共演して大好評だったのです。とても綺麗でよい所だったので、また呼んでいただきたいわ、と言っていましたよ。ミュージシャンたちは今朝6時には空港に向かうということでしたから、今は母国に向けて機中の人です。お疲れ様でした。