【今年50周年 東京の老舗がいま熱い】
「NYのジャズクラブみたいね」
欧米インバウンド客にも高評
渋谷公園通りの“ライブジャズ専門店”
4月のスケジュール更新済み
★スタッフ緊急募集中★
(2024年3月1日付 Mar.1st)

デイリーレポート

上品で美しいトリオサウンドがよくグルーブ

上品で美しいトリオサウンドがよくグルーブ

Kyoko

2017年01月18日 水曜日

0 コメント

▶嶋津健一(pf) 加藤真一(b) 今村健太郎(ds) さんのトリオ。嶋津さんは最近はそんなに珍しくない高学歴ミュージシャンの一人ですが、専門分野には進まずジャズの道を選び、卒業するとNYに渡ってジミー・スコットのバッキングと音楽監督をされていました。歌伴の名手と言われていましたが’95年に帰国して多くのバンドに参加されましたが、このピアノトリオを結成して活動する傍ら音楽教室をなさっていて、多くの生徒さんに慕われています。昨夜もそんな生徒さんが多くお見えでした。
▶温かい音に満ちたピアノトリオ・サウンドで、しかもグルーブ感のある味のある、職人技といった演奏を繰り広げられました。ベーシストもドラマーもピアノや周りの音を良く聴いてよくスウィングしていました。
▶1st.stage…嶋津作♪You Name It、Jマンデル♪The Shadow of Your Smile…とても綺麗でした。嶋津作♪意志、♪涙の向こう…この曲は大切な人が癌を宣告された時に作曲されたそうです。ショッキングな事があると音が天から下りて来るということですよ。A.Cジョビンの曲を2曲♪If You Never Come To Me、♪Water of March。嶋津さんはジョビンがお好きなようです。♪Traumerei トロイメライ…ベースはアルコで弾きました。嶋津作♪夢想曲、S.ジョーンズ♪Del Sasser。
▶2nd.stage…ピアノソロで嶋津作♪Tender Road To Heaven。トリオでCポータの曲を嶋津アレンジ♪So In Love、リクエスト曲で嶋津作♪Pure My Soul、A.C.ジョビン♪Portrait In Black and White…色彩感のある「モノクロームの肖像」でした。D.マーチンの歌った♪Red Roses For Blue Lady (ブルーレディに紅いバラ)、バラード♪Wild Is The Wind、嶋津作♪Ha-ra-pe-ko、アンコールは嶋津作♪桜桃 (さくらんぼ)で綺麗に終りました。
▶終演後、嶋津さんはホッとしたのかのようにワインを水のように飲んでおられました。ベテランでも緊張されてたのかしら。次回は5月12日の金曜日です。新緑の風に吹かれながらいらしてください。きっと素敵な夜になると思いますよ。

170117002170117004170117003170117001

Comments are closed.