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デイリーレポート

繊細かつ大胆ないい演奏も客席が寂しく拍子抜け

繊細かつ大胆ないい演奏も客席が寂しく拍子抜け

Kyoko

2016年12月13日 火曜日

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▶ウィリアムス浩子さんの銀座ヤマハホールで行われたクリスマスコンサートに招待され、お店に出る前に立ち寄ってきました。銀座は綺麗なクリスマスのイルミネーションで飾られとても綺麗でした。私は今は滅多に銀座には行かないので「銀ブラ」(もう死語ですか?) でもと思いましたが、そんな時間もなく…
▶ステージは、ドラムレストリオで女性サックス奏者が二人という編成。浩子さんは真っ赤なドレスに髪に赤い花を付けて登場。いつもの包みこむような声でクリスマス・ソングを歌われました。300席ほどの席数ですが満席で、新しいクリスマスソングのアルバムもAmazonですでに1位の売れ行きで増刷中とか。長時間聴いても疲れないようなサウンドに仕上げているようです。コンサートもアルバムも全てご自分で企画プロデュースされています。ビジネス・ウーマンの面目躍如ですね。
▶終演後急いでお店に向かいました。こちらはアーロン・チューライ(pf) 金澤英明(b) 石若駿(ds) さんのトリオメンバーでしたが、客席はマバラでちょっと拍子抜けする中 2nd セットが始まりました。アーロンさんのリーダーライブでしたが、石若さんがMCを担当しアーロンさんとの「馴れ初め」から話されました。彼は石若さんが芸大打楽器科の時に、作曲科大学院に留学していた同窓生。最初、彼の音に対する感覚の凄さ鋭さに惹かれて、今も一緒に演奏しているということです。いつも石若さんがケアというかカバーされていたので、私も気づきませんでしたが、実は彼は全盲ではありませんが、ほとんど凄く明るいものしか見えないのだそうです。彼の音感覚の鋭さ繊細さはそこから来ていたのですね。納得しました。
▶2nd stage…今夜は月曜日ですと♪Don’t Forget My Monday Date、アーロン作♪E.J.P…この曲は22歳の女性に捧げた美しい曲でしたが女性との関係は聞き忘れました。クリスマスということでア―ロンさんの頭の中に入っていた賛美歌をジャズにアレンジして演奏、♪Star Crossed Lover…添い遂げられない悲恋の恋人たちの曲ですが、とても言い表せない程綺麗な演奏でした。アンコールはお客さまのリクエストで♪My Funny Valentine。
▶アーロン・チューライ・クィンテットでミニ・アルバムをリリースしました。金沢さんは石若さんとは小学生の時から共演している大先輩でこのアルバムにも参加。ミニですが5曲入りで¥1,500です。昨夜も早速お買い上げいただきました。皆さま、ぜひお求めください。いつもいらっしゃるジャズ好きの常連さんが、こんな良い演奏なのに聴いてる人が少なくて…と嘆いていらっしゃいましたが、私も、若い方には本当に上質なホンモノを聴いてほしいと思いながら、若く優れたミュージシャンをどんどん応援していきたいと思いました。

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