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デイリーレポート

演奏もMCもユニークで大いに楽しいステージ

演奏もMCもユニークで大いに楽しいステージ

Kyoko

2016年09月13日 火曜日

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▶久し振りの《南青山六丁目楽団》セクステット。メンバーは 岡崎正典(ts) 片岡雄三(tb) 山岡潤(euph) 野本晴美(pf) 大塚義将(b) 高橋徹(ds) さんのいつもの面々。昨夜は新しいアレンジや新曲など新レパートリーで演奏が行われ、MCもメンバーが皆んなで代わる代わるマイクを持ちかえて、それぞれが趣向を凝らした面白い話をされ、リーダー岡崎さんのよく考えられたステージングが滲み出ていました。演奏も素晴らしく、お客さまを大いに楽しませてくださいました。皆が目指している音楽に対する気持がひとつになって、とても充実したユニットになっています。では今回はそのMCを中心にレポートします。
▶1st.stage…全員がソロをとった♪The King から開始。新アレンジの♪Minuet Circa’61…あまり知られていないピアニストの1961年の曲を、可愛い曲なので、と正典さんがアレンジ。ソロは(pf)(euph)(b)がとりました。♪April In Paris…片岡さんのMC「ハイヒールはパリが発祥の地で昔パリは犬の糞が凄くて女性がべたっと踏まないように発明された」んだそうです。ハーモニーがとても綺麗でした。ソロは(ts)(tb)(b)、J.コルトレーン♪Crescent…三日月のことですが、岡崎さんMCで「クロワッサンはトルコが発祥でイスラム圏では十字はNGなのでクロワッサンも三日月型」ソロは(pf)(ts)、♪No More Blues…今度は高橋さんのMC「作曲はアルゼンチンのピアニストで、後に映画音楽の巨匠になった人のアレンジを、さらに岡崎さんがアレンジしました」明るい曲になっていました。もうひとつエピソード。高橋さんは救急車で病院に運ばれ入院した時は老人2人と相部屋で寝られず、1枚だけ持ってたアルバムで毎日イヤホンで聴いたのが♪Crescent、だからこの曲には暗い思い出がついているそうです。
▶2nd.stage…三管とドラムスで♪Struttin’、J.ホールの♪Slam…大塚さんのMC「この曲はビバップとは違う新しい感じの曲ですね」♪Do-Re-Mi…野本さんのMC「私のハイの掛け声で皆で合唱しましょう」と生徒に語る先生のよう。H.シルバー♪Peace…ソロは(euph)(tb)(pf)、♪It Aint’ Necessarilly So…発音が難しい曲名で岡崎さんの曲名紹介が上手く出来ず皆で大笑い。アンコールはB.エクスタイン♪I Want Talk About You…メロディーをテナーが吹きピアノが美しく深くバックを付けました。
▶そうこうして終演してから中村健吾(b)さんがベース持参でお店にやって来ました。どこかでギグしての帰りだったようです。演奏したい、とシットインしてダブルベースで1曲演奏されました。とても楽しんで聴いていらしたジャズ好きの常連さんも、さらに大喜びでした。
▶客席はほとんどがジャズ好きの常連さん。月曜日でお客さまがイマイチだったですけど、とても良い演奏でしかも楽しいステージでした。中低音楽器だけのフロントの気持よいハーモニーをトリオが上手くサポートして、温かく柔らかいサウンドが心地よいユニット、多くの方に楽しんでいただきたいですね。次回はちょっと先になるのが残念です。

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