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デイリーレポート

昼も夜もいいパフォーマンスに浸った充実した土曜日

昼も夜もいいパフォーマンスに浸った充実した土曜日

Kyoko

2016年08月14日 日曜日

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▶暑さがちょっと和らいだ土曜の昼下がり、日経ホールにシーラッハの裁判劇「テロ」を観に行ってきました。フェルディナント・シーラッハはドイツの弁護士小説家で、英雄か罪人かの難しい問題をテーマにした朗読劇は、橋爪功さんの朗読に小曽根真さんがピアノを付けるデュオ舞台です。橋爪功さんはお店に何回かいらしたこともあり実は私と同い歳のご高齢ですが、1時間40分間もお一人で裁判官、検事、弁護士、被告、証人2人…と声を変えて朗読。そこに小曽根さんが彼の呼吸を感じながらピアノをつけていきます。見事としか言いようのない二人のやり取りです。
▶サッカースタジアムに墜落させようとしてハイジャックされた旅客機を、乗客もろとも撃墜した空軍少佐。7万人の観客を救った英雄か、164人の乗客を殺害した罪人か…これまで様々な例が実際に歴史上ありましたが、難しいテーマです。劇の途中で観客に投票させて問いかけます。私は迷って無罪に投票しましたが、日経ホールの観客の投票結果は、有罪でした。いずれにしろ考えさせられた素晴らしいデュオ・パフォーマンスでした。
▶そんな訳でお店に出たのはステージが始まってからでした。重い内容の観劇でちょっと沈んでいたのですが、チャリート(vo) さんと 野力奏一(pf) 中村健吾(b) 安藤正則(ds) さんのバックメンバーによるステージに気分が変わって、音楽の中に浸りました。野力さんのセンスが光るピアノに、しっかりした健吾さんのベース、野力さんのお気に入り久し振りの安藤さんのドラムスで、伸び伸びと歌うチャリートさんらしいステージでした。
▶1st.stage…ピアノトリオ演奏で♪Night and Day、♪The Way Look Tonight。チャリートさんが入って♪But Not For Me、野力さんとレコーディングした♪Black Coffee、♪Love Beware、♪Let’s Falling Love、♪Estate、♪Till The End of Time…健吾さんアルコで弾きました。ベースイントロからアップテンポに♪Summertime。
▶2nd.stage…ピアノトリオ演奏で♪Alone Together、♪Love For Sale。チャリートさん野力さんと作ったデビューアルバムから♪This Girl…何年前でしょう懐かしいですね。♪Island…I.リンスのセクシーな曲でチャリートさんにお似合いの曲です。R.フラックのヒット曲♪Feel Like Making Love、お馴染み♪Say It、マイケル・ジャクソンの♪I Can’t Help It。アンコールは♪Smile。
▶ほとんどが、彼女のこれまでのアルバムに入っているスタンダードナンバーです。彼女はドラマチックな曲が良く合いますね。私にとって、アーティストたちのプロフェッショナルなパフォーマンスに浸った、充実した土曜日になりました。

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