デイリーレポート

筆舌に尽くしがたい衝撃的な まさにジャズを堪能

筆舌に尽くしがたい衝撃的な まさにジャズを堪能

Kyoko

2015年11月01日 日曜日

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▶初来日のピアノトリオ《ジャン・ミッシェル・ピルク トリオ》の【BODY&SOUL Special】だった10月の最終日。ジャン・ミッシェル・ピルク(pf) オル・バレケット(b) ロス・ペデルソン(ds) さん。ジャンさんはフランス人で、ロケット開発の仕事を辞めてピアニストになった知的な方、オルさんはエルサレムで生まれ南米ブエノスアイレスで育った方、ロスさんはノーステキサス大学でジャズを学んだ方、出身も経歴も世界さまざまですが、皆さん、さすが今NYのジャズシーンを沸かせている旬のメンバーです。
▶演奏はもちろんスピード感グルーブ感あふれるジャズサウンドなのですが、その内容が衝撃的にエンターティメントする楽しめるステージなのです。演奏曲はほとんどスタンダード・ナンバーなのですが、テーマをジャンさんが弾き出すとリズム隊が直ぐ反応してどんどん発展してき、一曲のなかにお馴染みのいろんな曲のメロディーが聴こえて来て、掛け合いもあればバトルもあれば、自由奔放に発展。聴いてるほうはどこに連れて行かれるのか、スリリングに楽しめるのです。
▶お客さまも次に何が起こるのかわからない緊張感で注目します。ジャンさんに後で聞いたら、演奏者自身もどんなふうに発展するかわからなかった、ということで、スタンダード曲なのですがオリジナル曲と言ってもいいほどその場でしか聴けない、まさにジャズ・サウンド。いろんな場所で弾いてきたけど、ここはピアノの鳴りが素晴らしく、自分でも思わぬ構想が浮かんできたんだそうです。嬉しいですね。とにかく文章では伝わらない素晴らしいステージでした。
▶1st.stage…♪On Green Dolphin Street、♪All Blues、♪3曲目は曲名がわからずジャンさんに聞いたら彼も忘れてしまっていました。♪Body And Soul…ドラムのブラシが素敵に活きている物凄くきれいなバラードでした。♪Anthropology…色々な曲がちりばめられていました。C.ポーター♪How Belongs To Daddy、ラテンのリズムで♪Softly As In A Morning Sunrise、M.サンタマリア♪Afro Blue…長いメロディーをしっかり口笛を吹きながらピアノを弾くジャンさんには驚きました。
▶2nd.stage…元はイギリス民謡でサイモン&ガーファンクルでお馴染みの♪Scarborough Fair、B.エバンスの♪Nardis…これはもうしっかり彼等の曲になっていました。ジャンさんが「即興で演奏しよう」と始まった♪Today…3人の掛け合いが面白く演奏者ご自身も大いに楽しみました。W.ショーター作♪Footprints、♪曲名不明、♪Straight No Chaser…凄いスピード感で、ピタッと終ったカッコ良さにシビレました。アンコールはジャンさんが口笛を吹きながら♪Autumn Leaves。
▶とにかく中身が濃くて、楽しい演奏に皆さん心から、まさしくジャズという音楽を楽しまれた満足感で心地よくなったようでした。そして、また聴きたいと多くの方からリクエストをいただきました。私も心しておきます。NYは、演奏家が世界中から集まってきて生存競争が激しく、その中で生き残るのは大変なこと。演奏家はもちろん、聴衆のレベルも上がっていきます。何事もそうですが、環境が大切なのですね。再認識しました。

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