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デイリーレポート

ボーカルを更に素敵にした素晴らしいバッキング

ボーカルを更に素敵にした素晴らしいバッキング

Kyoko

2015年04月18日 土曜日

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▶夕刻から小雨が降り出した金曜日の夜。ステージ中央でボーカリストに専念して歌ったグレース・マーヤ(vo)さん、バックメンバーはユキ・アリマサ(pf) 楠井五月(b) 河村亮(ds) さん。いつもは2,3曲、弾き語ることもあるマーヤさんですが、昨夜は歌に専念でした。それもそのはず、ユキさんのピアノの素晴らしいバッキングに感動しながらのステージでした。
▶バッキングの上手いピアニストは一流と言われますから、もちろん普通の演奏も素晴らしいのですが、ユキさんの歌伴は当店でも1,2を争うほどです。バークリーで卒業後に母校に残って指導するかたわら、14年間もアメリカで活動されて数々の受賞歴のある彼の英語力はバイリンガル以上で、歌詞を深く理解して「英語でピアノを弾き、そのピアノが英語で歌う」のです。和音の付け方も素晴らしくて、聴き惚れます。当店でも多くのシンガーからオファーがありますが、洗足学園で教えるなど後進の指導にも力を入れていて忙しい方です。
▶五月さんはNYに15日間、休暇で行っていて帰国したばかり。いろんな演奏を聴いたりして多くの刺激を受けて来たようでした。物価が何もかもが高くて(今円安ですからね)安いのはミュージック・チャージだけだった、とおっしゃっていました。向こうのミュージシャンは、ライブ演奏で実力を付け、海外などのツアーに雇ってもらって生活しているのが実情のようですね。日本でも、実力のある人の生活を支えているのは学校の先生でしょうか、多くの音楽学校にジャズ科ができて、多くの若い人が勉強していますから。でも、実力を付けるにはライブを多く経験しないとダメですね。昨夜の客席はなぜかとても寂しくて…困りましたねえ。中身の濃い、とても味のあるステージでしたのに…
▶1st.stage…: ♪Moonlight Serenade…お馴染みグレン・ミラー楽団のテーマソング。私が中学生の頃この映画が公開されて何回も見た記憶があります。♪Lover Man、♪ Nothing Thats All、♪Don’t Explain…B.ホリデーの曲を3曲歌いました。雰囲気を変えて♪BLues ♪Alright OK、いつもは弾き語りで歌う♪Madama Butterfly…ユキさんのピアノがあまりに素晴しく、マーヤさん気持よさそうにバースから歌いましたが、とても素敵でした。ハービーマンで大ヒットした♪Coming Home Baby でノリました。
▶2nd.stage…G.ガーシュイン♪Summertime、B.ホリディーの代表曲のひとつ♪God Bless The Child…これは祈りの言葉ではなく、B.ホリディーのお母さんが行った言葉に曲をつけたらしい曲名です。マーヤ作♪Sad Samba…いつものように皆でコーラス。B.ホリディーのこれも有名な♪Goodmorning Heartache、F.シナトラの♪The Way Look Tonigh、B.ストレイホーン♪Lush Life…J.コルトレーンの演奏がお馴染みですが、マーヤさんのボーカルもとても良かったです。アンコールは、明るくノリよく♪Route 66…昔の白黒テレビドラマを思い出しました。

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