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デイリーレポート

極上のトリオサウンド、プロのミュージシャンの多い店内

極上のトリオサウンド、プロのミュージシャンの多い店内

Kyoko

2015年04月09日 木曜日

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▶私が毎回言ってることで恐縮ですが、やっぱりNYのミュージシャンは何かが違う。彼らの音楽には、聴くものを惹きつける魅力・素晴しさがある、と昨夜も強く感じました。ルイス・ペルドモ(pf) ハンズ・グラウイシュニグ(b) EJ・ストリックランド(ds) さんの昨夜の【BODY&SOUL Special】ピアノトリオ。(やはり知名度は低いのは、日本ではダメなのでしょうか…)ドアが開く度に「あらまたミュージシャンだワ」、それほど多くのプロのミュージシャンが聴きにいらしてました。それはそれでとても良いことだと思いますが、でも、お客さまが少ないことはとても残念でした。
▶EJさんは何年も前からウチには来日して出演されていますので彼のドラムは良く知っていますが、来日する度に進化・向上されているのには驚かされます。競争の激しいNYで生き延びて活躍するのには、大変な努力が必要のようですね。昨日もお店がはじまる前の控室で、何の音がしているのかと思ったら、練習用のマットで一生懸命叩いている音でした。
▶当店初めてのルイスさんは、さすがグラミー賞にノミネートされただけあって、躯体の大きな厳つい感じの人が紡ぎだす音とはとても思えない、もの凄く繊細なピアノで、フォームもきれいでクラシックを勉強された方だとすぐ分かりました。ルイスさんはハンズさんと同じ学校で学んだ古くからのお仲間らしく、昨夜は借り物のベースなのにしっかり自分の音にして、ベースらしい芯のある音で、しっかりとしたサポート。躍動感があって、それでいて繊細で品があって、とても上質で素晴らしい極上のトリオサウンドを堪能させていただきました。
▶1st.stage…悲惨な死をとげた隠れた名トランぺッター、ウッディ・ショーがラリー・ヤング(org,key) に捧げた曲♪The Organ Grinder、ハンズ作♪Alondea、ピアノイントロからE.J.作♪A Dance For Mojo’s Return…とても軽快な曲でした。ルイス作♪Berimvela、♪Bleak Down…私は聴きほれてしまいました(だから下手な解説はなし)
▶2nd.stage…ルイス作♪Gene’s Crown、同じくルイス作♪Mind € Time.、ハンズ作♪Oceanography、E.J.作♪In This Dog、M.スリビアン作♪Baby Steps、アンコールはスタンダード曲♪Smoke Get In Your Eyes (煙が目にしみる)でした。
▶終演後は、メンバーはそれぞれ聴きにいらしていた多くのミュージシャンたちと歓談されていました。実際のところ(ぶっちゃけ)お店の営業的には大赤字でしたが、良い音楽を聴けて感動し、それだけで満足でした。だから私のお店は、いつまでたっても自転車操業、その日暮らしの貧乏から抜け出せないのでしょうね。

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