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デイリーレポート

「東京ジャズ」のご報告&《イスラエル特集》最終日

「東京ジャズ」のご報告&《イスラエル特集》最終日

Kyoko

2014年09月08日 月曜日

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▶「東京ジャズ」に行って来ましたので、少々長くなりますけど、まずそのご報告。今年は物凄い人気でチケットはソールドアウト、会場には人が一杯。私は幸いアーティスト席をいただいて聴くことができました。周りには多くのミュージシャンが聴きにきていて、何人かのミュージシャンが私に挨拶をしてくださいましたが、特に外人の方は、最近物忘れがひどくなり覚えてない方もいらして、申し訳ないと思いつつ、通り一遍のご挨拶になったかもしれません。
▶第1部は「The Quartet Legend Featuring」ケニー・バロン(pf)ロン・カーター(b)ベニー・ゴルソン(sax)レニー・ホワイト(ds)。レニーさん以外はスーツ姿、リハ不足かちょっと不安な出だしでしたが、演奏につれて本領発揮。Legendと題すだけあって大御所の貫録が現れました。
▶次が「小曽根真featuring ノーネーム・ホーセス VS クリスチャン・マクブライド・ビックバンド」まずクリスチャンのバンドから。音が出た瞬間からもの凄い緊張感と迫力の音に圧倒されました。ドラムスは、当店で先々月NY特集3Daysをやった時の初日、アルバム発売記念ライブで出演されたあのユリシス・オウエンス・ジュニアさん。スティーヴ・ウイルソン(as)さんは、来月10/4の当店、及部恭子「Happy Silence」発売記念ライブで再来日されます。一人ひとりのソロも素晴らしく迫力満点でした。
▶続いてノーネーム、この迫力に勝てるかしらとドキドキしていたら、打って変わって♪ラプソディ・イン・ブルーのイントロが美しく静〜かにはじまりました。さすが小曽根さん、対比が素晴らしいですね。最後は、この二つのビッグバンドのため小曽根さんが作曲された曲がはじまり、それぞれのバンドのベース健吾さんとリーダークリスチャンさんのソロベース・バトル、そして高橋信之介さんとユリシスさんの若者ドラムバトル。最後は客席総立ちのスタンディング・オベーション。私は、ほとんどのメンバーの日頃を知っているので、その素晴らしい演奏姿に涙がこぼれそうになりました。
▶楽屋に小曽根さんを訪ねたら、彼もあまりの素晴らしい演奏に舞台上で涙がでたそうで、とても幸せな気分だとおっしゃっていました。小曽根さんがセッティングしてくださった打ち上げの席に私もお誘いくださり参加しました。皆さんとてもハッピーに和気あいあいで飲食されていました。私は小曽根さんとジェームスさんと同じテーブルで、ハービー・ハンコック・バンドのベーシスト、ジェームス・ジナスさんもご一緒していろんなお話が聞けて楽しかったのですが…当店では《イスラエル特集最終日》後ろ髪を引かれながら途中で失礼しました。
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▶さて当店の《イスラエルジャズ特集》最終日。3年前に墨田トリホニーホールでのソロコンサートで衝撃の日本デビューした話題のピアニスト、ヤロン・ヘルマン(pf)さんのトリオ、ハガイ・コーエン(b) ジブ・ラビッツ(ds)さん。ヤロンさんは元はバスケット選手でしたが怪我でバスケを断念した時「そこにピアノがあった」それで、本格的に取り組んだのが16歳。メキメキ頭角を現し、瞬く間にイスラエルで賞を獲得し、今はフランスを拠点に活躍されています。とても品の良いピアニスト&コンポーザー。ジブさんは他のメンバーと昨年も出演している素晴らしいドラマーです。
▶1st.stage…♪LaConfusion、♪Blossom、♪Heart Shaped Box、♪Mushi Mushi、♪Layla Layla、♪Mojo。緊張感の中にアイコンタクトをしながら時々笑みを浮かべての演奏は、上品で美しい素晴らしいものでした。
▶2nd.stage…♪FatLife、♪Nettish、♪Atlos Art Axis、スタンダード曲♪You Don’t Lnow What Love is、♪Home Made、アンコールは♪Topic。お客さまの中には「東京ジャズ」でお見受けした方も何人かいらしていて、品の良い美しいサウンドを楽しまれました。9/11には、待望のピアノソロ・コンサートが白寿ホールで行われます。お聴きのがしの方は、ぜひどうぞ。足を運ぶ価値のあるソロ・プレイですよ。

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